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季節ごとに移りゆく花々の日記
読書の秋
百田さんの本

最近百田さんの書かれた小説を幾つか読みました
戦争ものの「永遠の0」、武士の友情を描いた「影法師」、整形手術をし尽くした
女性の物語である「モンスター」、クリスマス・イヴに纏わる短編集「輝く夜」
の4冊です
戦争物や武士物はどちらかというと敬遠しがちな私ですが、何故か百田さんの小説
だと引き込まれて、一気に読んでしまいました  どちらも人間同士の愛、友情が
描かれ、そこに惹かれ心を動かされたからだと思います
「輝く夜」はファンタジックで心温まる五つの短編から成っています
秋の夜長に心が豊かになる百田さんの小説を読まれては如何でしょうか

☆追記☆
「風の中のマリア」も読んだのに忘れていました。題名から何となく綺麗な物語を
期待していたのですが、なんとオオスズメバチのお話でビックリしました。
オオスズメバチを擬人化してあり、主人公のマリアは女王蜂ではなくワーカ―で、
幼虫達に餌を与える強力なハンターです。大スズメバチはしっかりと組織化されており、
それぞれの任務を必死で遂行する姿が描かれています。自然界の厳しさを目の当たり
にしました。
posted by Violet | 15:33 | 読書 | comments(4) | trackbacks(0) |
10月のうちのお庭・その1
初秋のお庭





この水色のお花はサルビア・アズレアといって、初秋に咲くお花です
アズレアの意味は水色で、真っ青に澄み切った秋空の様な鮮やかな色です
お花が少なくなる頃に咲いてくれる有難いお花なのですが、毎年背が伸び
過ぎて倒れてくるので、いつも紐でグルグル巻きにされて、見るも哀れな姿でした
今年は3回位剪定したので、あまり丈が高くならず、丁度良い感じで咲いていており、
自然の儘にしているので、お花ものびのびと嬉しそうです
黄色いメランポジウムの横に植えているのですが、水色と黄色のコントラスト
がとても綺麗です

                                ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
サルビア・アズレアを先月29日に亡くなられた山崎豊子さんに捧げたいと思い
ます。  大好きな作家の一人で、ほとんどの作品がドラマや映画化されている
との事ですが、銀行をモデルにした「華麗なる一族」、日航機事件を取り上げた
「沈まぬ太陽」は本で読み、「白い巨塔」、「女系家族」、「不毛地帯」、
「運命の人」等はドラマで見ました。 社会派の小説で、それぞれの
分野を精査し尽くしており、最近知ったことですが彼女は元新聞記者だった
そうで、成る程と思いました。  「沈まぬ太陽」を読みながら感じた事は、私達
がニュースで知りうることは、皮相的なほんの一部の事、何事ももっと掘り下げて
追求し、考えなくてはいけないのだ思いました。
社会の矛盾に鋭くメスを入れ、多くの人の心を動かし続けた山崎豊子さん、
どうぞ安らかにお眠り下さい。
            


  

ブーゲンビリアの花は益々元気にしています

まだ朝顔の花も咲いています
種が沢山収穫できたので、来年がとても楽しみです

ビワみたいに見えますが、これは時計草の実です
パッション・フルーツの仲間ですが、うちのは食用ではありません・・・残念
posted by Violet | 14:36 | 読書 | comments(2) | trackbacks(0) |
食欲の秋そして読書の秋
浅田次郎



昨日浅田次郎原作の「日輪の遺産」の映画を見に行って来ました
マッカサーの財宝を隠匿せよという密命を受けた三人の軍人と一人の教師と勤労動員の女学生達が、立場や年齢を超えて、「日本の復興の為に」と一生懸命に頑張って任務を遂行します
そして結末は思いもよらぬ展開に・・・
フィクションとはいえ、真に迫るものがあり、国の為に頑張っている少女達、軍人さんの姿には心打たれるものがありました
キャスティングもとても良く、押し殺してはいるものの、あふれ出る優しさを感じさせる堺雅人さん、実直そのものの福士誠治さん、存在感のある中村獅童さん、皆さんとても素敵でした

「日輪の遺産」の小説は読んでいませんが、浅田次郎の小説を幾つか読んだことがあります
清朝末期を描いた歴史小説の「蒼穹の昴」は壮大なスケールで読みごたえありましたし、「ぽっぽや」を含む短編集はどれもがファンタジックで心温まるお話ばかりでした
また「霧笛荘夜話」という短編集は男性が書いたとは思えないようなロマンと人情味あふれる小説でしたし、「王妃の館」はとてもコミカルで楽しい小説でした
どれもが全く方向性の違う小説でしたが、皆それぞれにとても面白かったです
秋の夜長に浅田次郎の小説を読んでみては如何でしょうか
 
posted by Violet | 22:03 | 読書 | comments(0) | trackbacks(0) |